Qiitaはエンジニアの情報発信プラットフォームとしてもう古い
qiitaといえば2012年にサービスが開始されて以来、現在では200万記事以上の記事が存在する巨大なエンジニアの情報共有プラットフォームです。
プログラミングでわからないことを調べると、大抵上位にはqiitaの解説記事が多く出てくるのを見たことがある人も多いのでは無いでしょうか。
ちなみに筆者も何記事かqiitaで記事を公開しているので気になった方は覗いてみてください。
読者ファーストのプラットフォームの末路
qiitaは読者ファーストのプラットフォームで、起こることといえばもちろん、コンテンツの質の低下です。
もちろん、qiitaには良質な記事も沢山ある一方で情報が古いがそのままになっている記事、乗っている情報がそもそも間違っている記事なども多く存在します。
執筆者側としてqiitaのプラットフォームで記事を書くモチベーションとして、一番多いのはシェアされることによる認知度の向上だと思います。
そこらへんの書店で売っているような書籍と同等もしくはそれ以上の分量と情報量の記事を書いている方も多く存在する印象があります。
執筆者からすると、それだけの記事を書いたのにもかかわらず、実利としてはゼロで、最悪誰にもシェアされないことを考えると、情報の古い記事のリライトや誤植の訂正の意欲が湧かないのは当然です。
Zenn〜情報を発信するプログラマーが対価を得られるように〜
有益な情報を発信するエンジニアがちゃんとした報酬が得られないのはおかしいのでは無いか?
そんな問題を元に作られたのが、この「Zenn」というサービスです。
Zennには下記のようなコンセプトがあります。
プログラマーには学びやアイデアを、他のプログラマーのためにオープンに共有し、助け合う文化があります。
しかし、地道に有益な知見を発信し、コミュニティに貢献しているプログラマーが、必ずしも対価を得られているとは限りません。広告だらけの情報共有サービスに自分の知見を投稿し、自分のもとには1円も入らないのは果たして健全なのでしょうか。
Zenn公式ページ(https://zenn.dev/about)
読者ファーストのプラットフォームではなく、読者も執筆者もwin-winな関係を築ける。
これがzinnのコンセプトです。
ログインはgoogleアカウントのみ
まず、ログインに関してはgoogleアカウントのみになっています。
今後追加されていくのかもしれませんが、個人的にはgoogleアカウントは誰でも1アカウント以上は持っていると思うので、めんどくさい情報を入力するよりはシンプルでやりやすいと思います。
二種類の収益源
実際、「有益な情報発信者に対価を」というコンセプトですが、どこから収入を得れるかというと以下の二種類があります。
・サポート(投げ銭)
・本(電子書籍)の執筆
サポートに関しては記事を読んだユーザーが執筆者に投げ銭を投げれる機能です。
投げ銭の場合、プラットフォーム利用料と振り込み手数料が取られるみたいです。
本に関してはその名の通り電子書籍を出して、収益を出す方法です。
プラットフォーム利用料と振り込み手数料の他に決済手数料もかかります。
詳しい内容は下記を参考にしてください。
githubでコンテンツの管理ができる
zennの一番すごいのは個人的にはここかなと思っています。
qiita等のプラットフォームでは下書き保存はできたもののgithubで管理するようなブランチを切っての細かい管理などはできませんでした。
zennでは執筆中のコンテンツに関してgithubで管理することが可能なのでより細かく管理できるようになったのかなと思います。
実際に投稿してみた
2020年9月16日にリリースされたサービスなので、まだまだ知らない人も多いと思いますが、一様筆者も簡単な記事を一つ書いてみました。
書いてみた感想としてはやはり、執筆者のことを考えられているのか、マークダウン記法でかけたり、UI/UXが使いやすかったりとかなりエンジニアのことを考えられているという印象でした。
まだまだ記事数は少ないですが、今後qiitaにとって代わるプラットフォームになり得る可能性もあるので、是非試してみてはいかがでしょうか。